銀のいす  ナルニア国ものがたり4   C.S.ルイス 作  瀬田貞二 訳


ユースチスと学校嫌いの少女ジルが、ナルニアにやってきます。
ナルニアではカスピアン王が今まさに、出航しようといているところでした。
行方不明になったリリアン王子を探しに行く所でした。
ユースチスとジルも、アスランから「リリアン王子の捜索」をいいつかりました。

ところが、二人の心がいまひとつつながっていなかったために、なかなかうまくいきません。
今回は 旅のはじめから失敗してしまいました。
それでもふたりは、沼人(ぬまびと)の「泥足にかえもん」とともに、北の山を越え、遠い巨人の国を通ってついに、地下の国にとらえられていたリリアン王子を助け出しました。

一番の敵は 他でもない。
自分の中に潜んでいる「臆病な心」「弱さ」であったり、お互いを信じ切れない「確執」だったりします。
甘い言葉、一見正しいと思えるような巧みな言葉に迷わされながらも、ついには魔女の呪縛を断ち切った子供たち。
これは容易なことではないと思います。自分をその立場に置いてみれば。
それでも彼らは、そのときできる限りのことをしようとするし、また信じるものを見失わない態度に心を打たれました。



  

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送