つくし学級 第一回 「たいせつにしたいね‘食’」
今、話題になっている「食の安全性」の問題・・・・・狂牛病、食品添加物、遺伝子組み替えなどなど、子育て中のお母さんたちには 特に気になる食べ物のことについての講習でした。
講師は 栄養士さん。市内の保育園の給食献立などを作っていらっしゃるそうです。
---子供の食をとりまく現状---
食品、特に加工品には 多くの食品添加物が使われていますが、子供が好むようなキャラクター商品などには、目を引いたり味を際立たせたりするために、より多くの添加物が使用されていることに気づきましょう。
商品を買う特には ラベルの表示 をよく見ましょう。
商品によっては 表ではなくて裏に貼ってあるものもあります。気をつけて、どんなものが使われているのか確かめるようにしましょう。
不自然に鮮やかな色、添加物の多いものを避けるようにしましょう。
湯どうししたり、調味液に漬けたり、水でよく洗ったり、皮をむいたりすると、取り込みたくない余分な有害物質を取り除く事ができます。
食べたらダメ!と言われるほど、よけいに食べたくなるのが人間です。
忙しい時など、時にはお惣菜に頼りたい。
そんなときにはぜひ、野菜や海草類をいっしょに食べるようにしましょう。
ビタミンや食物繊維が多く含まれているものは、有害物質を体の外に排出する働きをします。
キャベツやワカメは特におすすめです。
乳幼児は自分で食べるものを選べない。母親の厳しい目で、賢く選ぶようにしよう。
---食・心・健康---
ある保育園での日常のひとコマ。
みんなで楽しい給食の時間。でも、時々 スプーンや箸を持ったままぼーっとしたり、口に運んだまま手が止まっていたりする子供を見かけます。
食べることに意欲を持たない子供が増えているんだそうです。
スプーンなどを使って食べる前段階、「手づかみ」が子供の発達にとても大切。
手づかみで食べる事で、今まで食べさせてもらっていた食べ物を 自分で食べようとする自立性がでてきます。
また、自分で食べる量、口に入る適量を覚えることができ、よく噛む習慣がつきやすくなります。
時間がかかるから、汚れるから、という理由で、お母さんがせっせと食べさせてしまったりすることがないように気をつけましょう。
「おいしいね」「おなかいっぱいかな」など、食べながら声かけをするようにしましょう。
子供のうちは まだ満腹感や味覚などがはっきりしていません。
お母さんからの声かけによって、感覚を自分のものにしていくのです。
早寝早起き、子供の生活のリズムをつくり、家族でいっしょにご飯を食べる。
家族の団欒が情緒をはぐくみ、食事のマナーやしつけにつながります。
お母さんがイライラしたり機嫌が悪いと、子供の食もすすみません。
子供が満ち足りた気持ちになるためには、お母さんの心も満ち足りた気持ちでいることが必要です。
お母さんの心もリフレッシュさせましょう。
―感想―
毎日、家族の食事を作っている主婦として、とても勉強になりました。
今はまだ小さくて親が食べさせるものを食べている子供たちも、大きくなっていけば 自分で食べるものを選んで口にするようになります。
そのとき何をどう食べるか。
命や健康にかかわる事だから、大事にしたいですね。
自分で確かなものを選ぶ目、感覚をやしなってほしい、と思います。
それには 毎日の積み重ね、愛情と手間を惜しまないことが大切なんですね。
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