第3回 つくし学級  「歯を大切に  ・よい歯を育てるために ・ハミガキ実習


今回の講師は、検診のときなどにお話を聞いたことのある方も多いでしょう、歯科衛生士さん。ハキハキとテンポよく、子供たちの歯や生活のことについて楽しくためになるお話くださいました。

歯を守る事は、体を守る事心を守る事につながります。自己管理のできる子供に育てる重要な要素です。

虫歯になると・・・・・・
歯がしみる → 食べるものが限定される → 好き嫌いが多くなる → 上手くかめない → 口を開けた時に歯が見えるので 笑顔に自信が持てなくなる

心にも身体にも影響が出てきてしまいます。

乳歯は20本。そのうち、もっとも虫歯になりやすいのが 一番奥とその次の歯の間(DとEのあいだ)です。できれば フロス(糸ようじ)などを使ってあげましょう。
4才半ころから生え始める 6才臼歯 は、完全に生えるまでに1年〜1年半もかかります。
その間は特に歯ブラシが届かず、虫歯になりやすいので、歯ブラシを横から入れて磨くなど、工夫が必要です。
噛んだ時に一番しっかりと力がかかる、大事な歯です。

3才の頃までにしっかりと噛むことができていれば、すき間の開いたイイ歯になります。すき間があると常に唾液の自浄作用によって歯をきれいにしてくれます。
十分に唾液を出すためにも、しっかり噛んで食べる習慣を身に付けるように気を配りましょう。

また、生後33ヶ月(3才未満)までは 脳のシナプス(神経細胞)が一番発達する時期です。
噛む事によって脳が刺激を受け、発達を促すので、そういう面でもしっかり噛む習慣付けは大切ですね。



 − − −よく噛むって、とっても大切なんだね― ― ―


ひ 
・・・ 満をふせぐ

み ・・・ 味覚の発達を即す

 ・・・ 言葉を正しく発音できる

の ・・・ 脳への刺激、発達

 ・・・ 虫歯予防、歯肉炎予防

が ・・・ がん予防

い ・・・ 胃腸快調

ぜ ・・・ 全身の体力向上

虫歯をふせぐ おやつの食べ方

・甘いものはできるだけさける。 もしくは 歯ごたえのあるもの(きゅうりやするめなど)と組み合わせる。

・食事の前には食べない。 3度の食事をしっかりと。

・食べる量を決める。 時間も決めて、ダラダラと食べない。
 
・おやつの後は歯を磨こう。うがいするだけでも違います。

清涼飲料水やジュースの糖分に注意〜

・ジュースを飲む前に、つめた―い水を1杯飲ませるようにしましょう。
 
汗をかいたあとは、水やお茶が一番!お母さんもいっしょに飲んで見せて、「おいし〜い♪」
『喉が渇いたときに飲む水がおいしいのは、からだが水をほしがっているから』と、体験を通して教えてあげる事が、甘い飲み物を控えるためのひとつのステップになるはずです。

・必ず コップに注ぎ分けて飲ませましょう。氷をたくさん入れて、冷たくしてあげると、少量でも満足感を得られます。

・食べたり飲んだりした後は、すぐに磨くかブクブクゆすぎをして、お口の中をきれいにして、スッキリ感を教えてあげよう。

・特に 哺乳瓶に甘い飲み物を入れて飲ませるのは、絶対にやめましょう。

口の中が酸性に傾いている時間が長くなり、より虫歯になりやすい環境を作ってしまいます。
乳歯は酸で溶けてしまいます

虫歯かな・・・・?

歯の表面が、透明でにごった感じになっていたら それは虫歯です。
すぐに歯医者さんへ行きましょう。
サフォライト(進行止め)を塗ってもらいます。虫歯の部分が黒くなります。
その後しっかり歯磨きをしていれば、虫歯は進行しないできちんと歯としての役割を果たしてくれます。

ハミガキのポイント

仕上げ磨きは 短時間でポイントを逃さずに。
楽しく、優しい笑顔で、力をいれずに。 鉛筆を持つように 歯ブラシを持って シャカシャカ〜と。

重点ポイント :  上の前歯  歯茎との境目を一番初めに。
           
           2 下の奥歯  ブラシを横から入れて磨く。



子供に負けないで・・・・・甘やかす事と受け入れることは違います。
子供が寄ってくる間は、大きくなっても 仕上げ磨きをしてあげましょう。
親子の大切なコミュニケーションの時間だと思って、楽しみましょう。
歯磨きは生活の中のけじめになります。きちんとした生活リズムになるよう家族で心がけましょう。
笑顔のゆとりを忘れずに



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送